ツボ(経穴)とは何か
ツボ(経穴)とは、全身に張り巡らされた神経が重なり合う場所のことです
「神経の交差点」とも呼ばれるツボは、神経を通して内臓をはじめとする全身のさまざまな部位とつながっています
このため身体に不調があると、特定のツボに痛みや硬さ、冷えや赤みとなって現れて、身体や心が疲れていることを知らせてくれるのです
ツボに適切な刺激を与えると痛みが和らぎ、そのツボに関連する内臓にも作用して、体調改善に役立ちます
ツボは、「気」という東洋医学の考え方に基づくものです
気とは、自然界にあふれているエネルギーのようなもので、人体も臓器から指先まで巡っていると考えられています
気が巡っている道筋のようなものを「経絡(けいらく)」と呼び、神経が集まる経絡のポイントにあるものが「経穴」で、これがツボにあたります
ツボは押すことで神経、特に自律神経に働きかけます
自律神経は血圧や呼吸、体温などを調節する人体の生命維持に欠かせないもので、自律神経が乱れてしまうと内臓の働きが悪くなってしまい、病気や体調不良につながる可能性があります
ツボを押すと、ツボ近くにある神経が反応し、中枢神経を経由して脳に刺激が伝わります
その後、自律神経をコントロールする視床下部に刺激が届き、臓器や器官の働きが回復するという仕組みになっています
そのためツボを刺激すると、血流促進や各内臓機能の活発化、免疫力に携わる細胞の活性化、ホルモン分泌量のアップといった効果が現れるのです
ツボ効果が期待できる疾患は実に数多くありますが、デスクワークが多く多忙な現代人が悩まされている、目まいや肩こり、腰痛、頭痛、耳鳴りなどにも効果があるとされています
今まで、色々な症状に対して効果のあるツボをご紹介してきたので是非、見て実践してみてください。
